喉や鼻などの呼吸と関係のある器官の病気を引き起こす原因となるドライマウス。自覚症状が薄く、ドライマウスを治そうにもどの病院で治療すれば良いのか、どの薬を処方すれば良いのかなどの疑問が絶えず、そのまま放置しておくと症状が余計に悪化したり、完治までに時間が掛かってしまうこともあります。

今回は、ドライマウスの症状のチェック法と治療法についてご紹介します。ドライマウスに関する知識を得ることでドライマウス対策や治療、予防といった対処法を身に付けましょう。

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まずは簡単なドライマウスチェック!

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そもそもドライマウスとは、口の中が乾燥する病気です。口内が乾燥すると、さまざまな身体の不調や病気の発症などに結び付くこともあります。

そんなドライマウスに該当する症状ですが、

  • 食べ物を噛む回数が少ない
  • 一日で飲む水分の量が多い
  • 食べ物が飲み込みにくい
  • リラックスできていない(ストレスで緊張している)
  • 過剰な飲酒や喫煙
  • 口呼吸をしている
  • 口の中が痛い、血が出る
  • 虫歯など歯の病気に罹っている
  • 口の中がネバネバする
  • 舌が白い
  • 口臭が気になっている

などが挙げられます。上述の症状で貴方に該当する症状はいくつありましたか?該当する症状が多ければ多いほどドライマウスを発症している可能性が高いです。

 

唾液の分泌量が少ない

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食べ物を噛む回数が少ない、一日で飲む水分の量が多い、食べ物が飲み込みにくい、過剰な飲酒・喫煙といった症状が原因でドライマウスを発症している方は、唾液の分泌量が少ないです。

唾液の分泌量が少ないという症状は、ドライマウスを発症する原因で最も多い症状のひとつです。唾液の分泌量が減少してしまうのは、唾液の分泌に関係している唾液腺があまり刺激されていないこと、加齢によって唾液の分泌量が減少している、などが原因として挙げられます。

唾液は食べ物を噛むことによって分泌されます。噛む回数を増やすことで食べ物を飲み込むのに必要な唾液量を満たし、水分がなくても食べ物をしっかりと飲み込むことができるようになります。

 

過剰摂取もドライマウスの落とし穴

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人間が一日に摂取する水分の目安量は2Lと言われています。2Lを超えて摂取している方は、口内が乾燥して水分の摂取量が自然と増えている、あるいは食べ物と一緒に飲み込むための水分の摂取量が増えていると考えられます。

さらに、アルコールの摂取は体内の水分量を減らす効果があり、過剰に摂取すると脱水症状を引き起こします。脱水症状の影響を受けるのは身体全体で、もちろん口の中も範囲内に含まれます。そのため、唾液の量が減り、ドライマウスを発症しやすくなるのです。

喫煙は交感神経に働きかけることで唾液の分泌量を減らすデメリットがあります。飲酒・喫煙はドライマウスの天敵でもありますので程々にしましょう。

 

口呼吸で口内が乾燥する

口呼吸をしている、口の中が痛い・口から血が出る、に該当する方は、口呼吸が主な原因となっているドライマウスです。

ドライマウスの原因として、唾液の分泌量が少ない症状と同じくらい多く挙げられるのが口呼吸です。口呼吸をするということは、口が常に開いている状態になるということです。口が開いていることで口内の唾液が蒸発し、口の中の唾液の量が減少します。さらに、冬などの空気が乾燥している時期は、唇と同様に口内が乾燥するとひび割れを起こしやすく、口の中にできた傷から血が出て、唾液や水分が傷口に当るたびに痛みが生じます。

 

歯や舌で分かるドライマウスの症状

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口呼吸や飲酒・喫煙といった癖だけでなく、歯や舌の状態を確認するだけでもドライマウスかどうか判断することができます。歯や舌の状態でドライマウス以外の病気の有無もチェックすることができますので、気になる方は舌や歯の状態を定期的にチェックすることをお勧めします。

ドライマウスの症状にある「舌が白い」という状態は、舌に「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる細菌の塊が付着していることで起こる症状です。口内の唾液の量が少ないと、舌苔が増えやすい環境になり、舌が白くなっていきます。

歯の病気というのは、主に虫歯や歯周病などのことを指します。どちらも細菌によって引き起こされる病気で、特に歯周病は歯垢という細菌の塊が増え続けると悪化すると言われています。歯垢も舌苔も発生する場所が異なるだけで、白い細菌の塊ということには変わりありません。また、虫歯と歯周病、どちらの歯の病気も唾液の分泌量が減少することで発症しやすくなります。

 

唾液が減ると病気の進行が早くなる!?

唾液の量が減ることで口内の水分量が少なくなります。常に外部から水などを摂取する、または常に口内が唾液で潤っている状態にならない限り、口の乾燥状態は改善されることはありません。口内の乾燥状態が続くと虫歯菌や歯周病菌の活動が活発になり、歯の病気や歯垢・歯石、舌苔が通常よりも早い速度で増殖します。

口の中がネバネバする原因も口の中が乾燥して、細菌が生産した酸で溢れているからです。このネバネバは歯垢や舌苔とともに口臭の原因と言われています。

 

病院でドライマウスの治療を

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さまざまな症状によって引き起こされるドライマウスですが、ちゃんと治療法や対策法が存在します。

ドライマウスの治療法

まずは病院で診断してもらい、それから治療してもらいましょう。自身の知識と勘で対策や予防を行うとかえって逆効果となっていることもあります。専門のお医者さんに一度診てもらうことで正しい治療と対策を講じることが完治への第一歩です。

肝心のドライマウスの治療を行っている病院ですが、基本的には歯科医院であれば診断・治療が可能です。地域によっては歯科大学や歯学部のある大学の附属病院で治療を行っている場合もあります。最近ではドライマウス専門の病院もありますので、受診してみてはいかがでしょうか?

 

自宅でできるドライマウスの対策法

病院で治療する方法もありますが、日常生活でもドライマウス対策が可能なんです!

ガムを噛む

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ガムを「噛む」ことで唾液の分泌量を増やすことができます。飴やグミは口の中で溶けてなくなってしまいますが、ガムは噛み続けても溶けることはありません(飲み込んでも消化できないので噛んだら捨てましょう)。また、口の中にガムが入っている状態になりますので、必然的に口を閉じている状態をキープすることもでき、口呼吸の防止になります。

 

水分を摂取する

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水分の過剰摂取は問題ですが、摂取量が少なすぎるのも問題です。口の中が乾燥しないようにこまめに水分で口を潤しましょう。ただし、緑茶や紅茶、コーヒーなどは利尿作用がありますので、水分補給役として摂取するのは控えましょう。

 

薬でドライマウスは治せる?

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ドライマウス対策として漢方薬、スプレータイプの薬、ジェル状の塗り薬など多くの種類が販売されていますが、どの薬でもドライマウスの改善効果は期待できます。とは言え、薬の効果には個人差があります。

アプローチの方法は違えど、どの薬も口内の乾燥状態を改善するものです。薬を処方してドライマウス治療を行おうと考えている方は、ご自身の身体とドライマウスの症状に合った薬を選んで服用しましょう。

 

まとめ

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いかがでしたか?ドライマウスの主な原因は唾液量の減少と口呼吸にあります。唾液の分泌量を増やし、鼻呼吸を意識することでドライマウスの予防・改善効果が期待できます。

ドライマウスチェックで該当する症状の多かった方は、ドライマウスだという事実で悩まずに、病院で治療を受けたり薬を処方するなど、早めに対処しましょう。

自分が本当にドライマウスかどうか分からないという方は、ドライマウスの発症例の写真を見て自分の状態と比較すると判断し易くなります。